救急ナースは、救急車搬送などで運び込まれた患者の対応をするナースです。多くの場合は、大学病院や総合病院など大きな施設で働いていて、その中の高度救急救命センターや、ドクターヘリによるフライトナース、ドクターカーとしてのナースとして働いています。時には病棟にて働くこともあり、ナースステーションに隣接された集中治療が必要な患者のケアを実施したりします。
救急ナースがやりがいを感じるところは、患者さん自身から「ありがとう」という言葉をもらえることです。救急救命現場では、命に関わる状態の患者が多いことから、「助けてくれてありがとう」という言葉が受けられるのは、救急ナースにとっては最高の瞬間となるのではないでしょうか。特に、人の命を救えたという実績は、看護師にとって大きな誇りとなります。緊張が絶えない職場ではありますが、臨機応変に対応できるようになりスキルアップが実感できるところも、救急ナースのやりがいにつながるのではないでしょうか。
また、救急救命は救急車の受付機関ですので、社会から必要とされ続けています。最近では、医療行為の分担についても見直しが盛んに行われているので、救急ナースの活躍の場も増え始めています。特定医療行為を行えるように国が研修制度を始めるといった動きもあり、看護師が緊急挿管などができる日も近いでしょう。仕事の幅が広がれば、救急ナースの仕事もさらにやりがいが出てくる他、さらなるスキルアップが図れるというメリットもあります。やりがいやスキルアップなど、救急ナースとして働くメリットを感じながらより高みを目指してみてはいかがでしょうか？
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